FC2ブログ
 

人生万事塞翁が馬

『僕街』原作&スピンオフ小説読みました


 お久しぶりです。
 先月末は『僕だけのいない街』原作をひたすら読んでおりました。
 アニメ見たし、犯人も分かってるし、時間かけてのんびり読もう~……とか思っていたのですが、とんでもない!
 最初、1巻と2巻を同時に買って楽しむ→3日後すぐに3-5巻を買う→とんでもないところで終わっていたので翌日即座に書店に行って6-7巻を買う。ちょうど前日と同じ店員さんに当たってしまいたいへん恥ずかしい。(向こうは覚えていないだろうが、つい自分からカミングアウトしてしまう人間心理の不思議)
 で、数日待って発売された最終巻をゲットと同時にアナレコ発注。(書店にはなかった)
 届いたのを読む。

 ……という感じで、僕街たっぷり堪能いたしました。後は実写映画だけ見ていないけど、それはまた地上波でやる時の楽しみにしておこう。あ、番外編のマンガも楽しみにしています。でも読めるのはきっとかなり先だろうな。

 で、原作何回も読んで、アナレコ読んで、アニメまた通して見て……といろいろやって、自分なりにいろいろ考え。
 前回記事にしたアニメEDについては自分なりの回答を出しましたので、需要ないと思いますがそれについて書かせていただきたいと思います。

 まずED曲『それは小さな光のような』。これは犯人目線の曲確定。
 最初から最後まで犯人目線だと思います。
 で、これ……。
 ズバリ『悟が目覚めるのを待っている間の犯人目線の歌』だと思いました。
 だから、最初に感じた『一度は失われた、だが本来あるべき未来を手に入れようとする歌』で間違いはない。
 悟が昏睡状態に陥った時、犯人は一度すべてを失っていますから。そして悟が目覚める未来を待ち続けた人ですから。
 真摯に祈った心は嘘じゃない、その胸にあったものは『それは小さな光のような』もので。(でも光じゃないかもしれないww)
 まあ、どっちにしてもドス黒反転ソングであることには変わりありませんが!

 
 次にED映像。
 初めの小学生は悟。
 次に後姿の雛月に少しずつ迫っていくカットは犯人の手が彼女に近付いていく描写。一瞬映る愛梨も、彼女が狙われているからで確定。
 
 草むらの少女は原作よりアッコちゃん。
 水に落ちる少年は悟で確定。
 蝶と共に現れる少女はおそらく、アナレコより小見苗沙羅ではないかと。
 夕暮れの中で飛び回る女性は婚約者ちゃん。
 
 ロープ、はさみ、ハムスターはそのまんま。ハムスターの回し車の外側に現れる炎に囲まれる少年のシルエットは、スパイス=悟ですから悟で確定。
 本人はまあ本人。

 次の、ライダースーツっぽい女性、コートの女性……これだけが完全に不明ですが。
 このEDも犯人目線で、彼の人生に影響を及ぼした人々や事件を回想しているのだとしたら現・妻なのかな、と。そのくらいしか成人女性の該当者がいない……。回想で出ている母親は全く違う印象ですし。
 
 最後の数十秒に現れる髪の長い少女? 女性? も謎なのですが、これはあえていえばすべて婚約者ちゃんなのかな? という感じです。あの真正ペドが偽装目的とはいえ一度は結婚を検討した相手ですので、それなりに印象に残っているのかな、と。(愛梨とのミスリードを起こさせるためでもあると思いますが)
 間に挟まる四つん這いの少女は、服装からおそらく原作に出てくる賢也の父が弁護していた事件の被害者。
 歩いていく雛月は、まあ雛月。

 で、悟が目を開けるという犯人の待ち望んだシーンでフィルムは終わる、と……こんな感じではないでしょうか。


 自分なりに絵解きを終えてみて思うのは、EDフィルムとED曲はそれぞれ、ちょっと違った観点から『犯人』を描いているということ。2つの間の犯人像の解釈には微妙に差も感じられます。
 で、ここで小説版も思い出したり。
 小説の方も、筆者は別人ということで実は読んでいる途中、少々キャラクター把握にズレを感じました。悟も賢也も犯人も、ちょっと違うなって。まあ、他人が書く以上仕方ないことだし、犯人も気付かなかった『真の動機』は成程、それに違いないと思えたし、 ラストの法廷シーンはものすごく良かったのですけれどね。

 で、この小説版の犯人像も、アニメED曲・アニメED映像のどちらとも違っている。
 更に言えばアニメ版の犯人像もまた、そのどれとも違っていて、かつ原作とも微妙に違っている。

 私はアニメから入ったし、アニメのエンドも好きなところいっぱいあります。
 けれどやっぱり原作とは別物だと思う。そう思うと……この物語の犯人像はすごく複雑で、見る人によって少しずつ姿が違って、そしてだからこそ魅力的なのかもなーと思ったりしました。
 あ、複雑で魅力的なのは悟と犯人の関係も、ですね。

 それが原作・アニメ・アニメED映像・アニメED曲・スピンオフ小説・実写映画と、それぞれ少しずつ違う世界を生み出しているのではないでしょうか。……そう思うと、実写映画も見たくなって来たり。(結末がアレということで映画館には行かなかったんですがー)
 もう一人の主人公であるこの物語の犯人。私もすごく魅かれました!
 今は、いろいろな方が描いたいろいろな『その人』の一部が見られて面白かったと思います。
 人によってここまで捉え方が違うんだな、と思うとそれも面白い。

 改めましてこの物語、本当に楽しませていただきました。
 素敵な物語をありがとうございました!!


*勢いあまってPixiv に二次小説を投稿してきました(笑)
「君に百合の花束を贈ろう」http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6726154
 ただの婚約者ちゃん殺害小説です。お気が向きましたらのぞいてみてくださいませ~。

PageTop